概要
名古屋を中心に、関東、関西にも展開している百貨店です。2007年に大丸と経営統合しています。
通販サイトについては、経営統合後もしばらくは大丸と松坂屋それぞれで運営が行われていましたが、2012年3月に統合される形となりました。とはいえ、両者で扱われている商品については、サイト上で「承り百貨店」の指定をすることで、大丸と松坂屋のどちらの扱いとするかが指定できるようになっています。
一方で、大丸か松坂屋のどちらかでしか扱いのない商品については、扱いのある方の百貨店しか指定できない状態です。
お中元やお歳暮を始めとする季節のギフト・イベントコーナーのほか、スイーツやコスメ、ファッションなど、幅広いジャンルの商品が紹介されています。
実店舗(2017年1月時点)
松坂屋名古屋店 / 松坂屋豊田店 / 松坂屋上野店
松坂屋静岡店 / 松坂屋高槻店
松坂屋の歴史
江戸時代の1611年に、織田信長の家臣だった伊藤蘭丸祐道が名を源左衛門と改め、尾張名古屋に呉服小間物商の店を開いたのが最初とされているそうです。ただ、源左衛門は、直後の大阪夏の陣の際に、豊臣方として従軍して戦死したため、いったん店は途絶えましたが、遺児によって1659年に、呉服小間物問屋の「いとう呉服店」として再興される形となったとのこと。のちに呉服太物小売に転じ、京都に出店(1745年)し、また、上野にあった松坂屋を買収する形で江戸へも進出(1768年)しています。
明治に入ると、ゑびす屋という呉服店を買収する形で大阪に進出して、銀行も開設したほか、1907年には上野店を陳列方式へと転換し、1910年には株式会社に改組、また、1911年には名古屋栄町にデパートメントストアを開業します。
昭和に入ってからも店舗を増やしていく流れとなり、1995年にはインターネットショッピングを開始します。
そして、2007年には大丸と経営統合して、現在に至っているとのことです。